「空き家」となった実家をどうするか(1)~増える空き家

全国で空家の件数が増加しています。その中でも特に問題となっているのが、「田舎の実家」に対する問題です。親が施設に入ってしまったり、亡くなってしまったりした後、都市部に住んでいる子どもたちにとって「田舎の実家」は大きな負担になっています。

しかし「空家所有者」を対象にした調査によると、実に7割以上の人が「空き家」に対して「特に何もしていない」と回答しています。(※2013年国土交通省委託・価値総合研究所調査)何もしていないというより「何もできない」という実情もあるのでしょう。しかし放置しておけば、家はどんどん廃れていき、問題はより深刻になっていきます。

次のようなデータもあります。

  昭和38年 総住宅数 2109万個 空家率2.5%

  昭和58年 総住宅数 3861万個 空家率8.6%

  平成15年 総住宅数 5389万個 空家率12.2%

  平成25年 総住宅数 6063万個 空家率13.5% 

            (平成25年住宅・土地統計調査/総務省)

人口減少に転じたとも言われている昨今ですが、戦後総住宅数は増え続け、そして空き家も増えてきたのです。平成に入ると空き家率は10%を超え、データを単純に計算すると、現在810万個を超える空き家が存在していることになります。

そして空き家となってしまった家は、様々な問題点が生じてきます。

明日はその問題点について触れてみたいと思います。

相続・遺言あんしん相談所 横浜/青葉

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